金環日食
近隣で始まっている嬉しい出来事、起こっている問題、記憶に残る現象など、きまぐれながらに取り上げてみるのも有益ではないかと思います。
もう少し晴れて欲しかった朝
最近、嬉しいことに、余り事件らしい事件、問題視すべきことは目につきません。また、天体ショーの話題にしてみました。
さて、5月21日の朝、多くの方々が曇った空を恨めしそうに見上げていました。その日、日本では1987年9月23日以来の金環日食があり、専用の観察グラスなどが売れていたのです。
日食が金環状態になるのは、関東では午前7時30分過ぎから5分間程度。刻々とその時刻が近づくのに、時々、欠けているのがやっと分かる程度に厚い雲で覆われていました。
ところが、金環日食になった後、天空の太陽の周辺だけ雲に隙間ができたのです、写真は、その瞬間のものですが、周辺で少し歓声が上がりました!数分間、その状態が続いて、また覆われることの繰り返しです。
この稀な金環日食は、ほぼほぼ日本全土で観察可能でしたが、完全な金環状態を見られなかったエリアもありました。日本を過ぎるとアメリカ西海岸から南部で見られたのだそうです。昨年の皆既月食に引き続き、おもしろい天体ショーを見ることができました。次に日本で見られる金環日食は、2030年6月1日、ただし、今回、少し位置がずれた北海道のほぼ全域で観察することができるそうですね。これで、バランスが取れるのかも。
ちなみに、関東で見られる次の天体ショーは、2035年9月の2日皆既日食だそうです。23年後ですか!自分の目で見ることができると良いですね。
下の写真、上段左側から1枚目は7:30の駅前(大学側)です。そして、32分、33分・・・。専用グラスを持って空を見上げる方々には、少し諦めの様子が漂っていました。
ところが、左側から1枚目、おっ、しっかり金環日食です!(カメラの時計で7:34)数分後には、また雲に覆われ、時折顔を出した時には金環状態は終わっていました。
まぁ、この時代に生きていた記録の一つにはなることでしょうね。
登録[2012/05/21] - 更新[2012/06/04]