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郵便ポスト（郵便差出箱）

小さな町の生活に役立っている目立たないインフラストラクチャ、その一端を見なおしてみると、意外におもしろいかも知れない。

あれ、郵便ポストはどこにあったっけ？

　東葉高速鉄道の船橋日大前駅には駅舎が二つある。現在は「西口」と呼ばれている日本大学（理工学部）の入口に直結した駅舎と、「東口」に当たる新しい街に向かって作られたような「とんがり帽子」の駅舎だ。現在は〜、と補足したが、当初は半地下になったステンレスとガラスが目立つ駅舎しかなかった。このお話についてはまた別の機会があろうと思うが、その駅舎に郵便ポスト（正式名称は郵便差出箱）がなくて残念に思っていたのだった。
　ところが、ある日、新しくできた東口を出て右折すると郵便ポストがあるではないか。そちら側に歩いていくことがないので、まるで死角のような状態であった訳だ。

　ふと、この町には郵便ポストがどのように配置されているのだろうか？と思いあたった。なにしろ、日本大学（薬学部）の前に郵便ポストがありながら、そこからほど近い店舗前にも立っている。別店舗から移設されてきたのだ。住所としては前者は習志野台、後者は坪井に位置するが、いづれにしても、これは不合理で、少なくても利用者の立場からの発想ではないような気分になったものだ。

　そんな気持ちも手伝って、坪井地区内の郵便ポストの設置情報を調べてみた。

　２０１１年末で７つ６つ確認できた。その内の一つは店内ポストだが、そのチェーン店全体としては廃止の方向らしく、この店舗でも永続的に置かれているとは限らない。注釈付きと考えて欲しい。 [注] 実際、廃止された ざっと見ると、多くは店舗前設置だが、第一やよい地区の町内会会館前というのは洒落ているのではないだろうか。
　最後に手作りの「坪井地図」にポストのイラストを貼り付けみたところ、改めて、分布が偏っていると感じる。現在でこそ、坪井東地区の住民が増加しているが、西地区には一ヶ所、なぜか本村方面には設置されていない。
　郵便ポストの設置については郵便法および関連法規、規程などで決まっているようだが、設置に関する客観基準は「あれを見よ、これを見よ」と複雑怪奇で結局のところ具体的には辿りつけない。つまりは担当局の判断だと思われる。ほぼ斜向かいに設置したかと思えば、新しい街区には見当たらない。わかりやすく客観基準があり、最終的には経済性や利便性で判断されているものと期待したい。

　家が建ち並び、目に見えて住民数が増えてきた昨今、郵便ポストの設置地図は書き換わる必要があるのだろう。便利になって欲しいと思うが、民間の事業会社としては経済性が最優先かも知れない。

　

登録[2011/11/19] - 更新[2020/05/14]

集配時刻情報は適宜更新できないかも知れません。店舗外観等については宣伝になることはあっても迷惑にはならず、問題ないと考えています。