路線バス
小さな町の生活に役立っている目立たないインフラストラクチャ、その一端を見なおしてみると、意外におもしろいかも知れない。
坪井地区に路線バスは走っているのか
町のインフラと銘打っておきながら、交通機関の話が出てこないので、駅の話に引き続き、路線バスを取り上げてみた。
果たして、坪井地区に路線バスは走っているだろうか。
船橋日大前駅の西口駅舎が開業したばかりの時期に、ふなばしアンデルセン公園へ繋ぐ路線バスがあったという。つまり、西口にバス停があったということになる。それほど、昔の話ではないにもかかわらず、全く記憶しておらず、少なくても、現在は運行していない。事情を承知していないが、ふなばしアンデルセン公園に行くのであれば、新京成線「三咲駅」から船橋新京成バスで１０分、北総線「小室駅」からも近い。感覚の話ではあるが、船橋日大前駅からふなばしアンデルセン公園へ向かうというイメージが湧いて来ないような気がする。
『確か、バス停の地図があったような・・・』、昔の記憶を辿って、やっと左のような資料を見付け出した。大変申し訳ないことだが、地図の出典が分からない。とある不明な資料のコピーで「古和釜から坪井へ」という小見出しがあり、「古和釜十字路バス停〜日大理工学部前バス停」と補足されている。
この地図と併せ読むと、古和釜派出所に近い、古和釜十字路バス停から八王子神社の前を通り、西光寺前バス停、坪井バス停、そして、最終的には日大理工学部前バス停までを繋いでいたらしい。ただ、坪井バス停から、どのようなルートで日大理工学部前バス停に至ったのであろうか。現在の新しい町を縦断する幹線道路はまだできていない時期のことと想定できるので、どうもピンと来ない。「坪井入口」という交差点から、成田街道を経由したのであれば、運送の効率は良くなかったであろう。そのルートを連想させる情報があった。
それはネット上の情報がある。それによると、新京成バス「津０２ 古和釜十字路行」というルートが登場する。このページを編集している現在も見ることができる情報であるが、おそらく、現在は運行していない。古い情報がそのまま残されているらしく、実用には全く向かないが、昔の情報が眠っている図書館のようなものとでも理解しようか。
この「津」は津田沼の津であり、津田沼駅北口から東部公民館前−前原−宇津木堀−前原駅入口−御嶽神社−二宮出張所前−滝台−薬園台駅入口−薬園台一丁目−薬園台高校前−薬園台二丁目−郷土資料館−自衛隊前−習志野−車検場前−新木戸−坪井入口−大和田新田−大和田新田−高本入口−坪井−西光寺前−古和釜市場前−古和釜十字路と記載されており、上記の逆ルートと想像され、運行距離が長い。このように幾つかの路線バスが運行していたことは確からしい。
ところで、ルート上に出てくる「古和釜市場前」とは何であろうか。
こうなると、意地でも探し出したい気分になってしまうが、現実は甘くない。
日本大学および付属高校の生徒たちが利用する路線バスのバス停は存在している。しかしながら、住所は習志野台に変わっている場所に設置されている。坪井西地区方面もあたってみたが、路線バスが運行している情報は見つからなかった。結論として、調べた限りでは、現在の坪井地区内に路線バスのバス停およびバス路線は存在していないようだ。
では、今後はどうであろうか。なにしろ、隣の八千代緑が丘駅付近まで歩いて行くことができる。自転車があれば時間も掛からない。ましてベッドタウンであるから、駅まで移動できれば良いのであって、バスを利用して移動する必然性が見えて来ない。隣接する八千代市に「八千代緑が丘はぐみの杜」が急ピッチで開発されつつある。この土地利用計画図を見てみるが、敢えて、関連付けをするのは難しそうだ。このままの状態が暫く続くのだろうかと予測される。
地図の出典が不明のままで恐縮である。確認できれば掲載したい。
この夏（2012年）、同じ路線のバス停が２つ新たに設置された。もうすぐ稼働するらしいが、東京からの深夜高速バスらしい。
想像だが、終電に乗り遅れたり、どうしても夜間に移動したい場合に利用する単目的のバス路線と理解できる。情報が入ったら、更に更新することにしよう。
追加情報が入手できた。銀座／東京／茅場町発の深夜高速バスで、津田沼から飯山満、高根木戸、北習志野、習志野台団地を経て坪井地区を経由、八千代方面までたどっていくようだ。
更に追加情報を印刷物で入手した。運用開始は2012年10月1日、平日は毎夜運行するとこのと。銀座／東京／茅場町発の時刻は写真に出ているが、所要時間は船橋日大前でおよそ60分ぐらいのようだ。
予約不要、とにかく、出発時刻までにバス停にたどり着けば良い。銀座駅は数寄屋橋バス停、東京駅は八重洲口バス停、茅場町駅は兜町バス停。運行は「平和交通」と記載されていた。
登録[2012/01/09] - 更新[2012/09/22]
写真 ： 深夜高速バスの案内 (2012/09/01)
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